
樋口 宏江
レストラン「ラ・メール ザ クラシック」
世界が注目の「海の幸フランス料理」
味と想いを受け継ぐ総料理長の信念。
伊勢志摩地域
昭和を代表する建築家・村野藤吾が設計を手掛けた「志摩観光ホテル」の開業は1951年。数多くの著名人に愛され、また歴史的な舞台としてもその名を刻んできました。作家・山崎豊子の常宿としても知られ、レストラン「ラ・メール ザ クラシック」は「華麗なる一族」の舞台として描かれました。
2016年に開催された「G7伊勢志摩サミット」ではメイン会場として使用され、現在もパブリックスペースでは実際に使われたテーブルや関連展示を見ることができます。開業当時の建築が残る館内には絵画が飾られ、美術館のような芸術性も感じさせます。
館内で楽しめるのは、フランス料理のレストラン「ラ・メール ザ クラシック」と鉄板焼レストラン「山吹」。「ラ・メール ザ クラシック」では、「志摩観光ホテル」で長年受け継がれる伝統的な「海の幸フランス料理」を堪能できます。「地の利に恵まれない三重へ足を運んでいただくために、ここでしか食べられないメニューを」と考案されたのが、三重が享受する海の恵みをふんだんに使ったフランス料理。広々とした店内は著名画家による絵画が飾られた上質な空間であり、食を楽しむ「志摩観光ホテル」の代表的な存在です。鉄板焼レストラン「山吹」は、カウンターの目の前でシェフが料理をふるまう11席だけの特別な場所です。香りや音と共に料理を楽しめるライブ感が鉄板焼の魅力。三重が生み出す食材に、三重で作られた器……と、地元ならではのストーリーを感じさせる料理の数々は、訪れる人を三重の虜にしてしまいそうです。
施設名 |
志摩観光ホテル ザ クラシック |
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住所 |
三重県志摩市阿児町神明731 map 地図をみる |
電話番号 |
0599-43-1211 |
営業時間 |
【レストラン「ラ・メール ザ クラシック」】 朝食 07:00~10:00(L.O.09:30) ランチ 11:30~14:30(14:00までのご入店) ディナー 17:30~21:00(L.O.19:30) ※15名様より貸切でランチのご予約を承ります。 【鉄板焼レストラン「山吹」】 ランチ 11:30~14:30(L.O.14:00)※土日限定 2日前20:00までの完全予約制(4名様より)です。 ディナー 17:30~21:00(L.O.19:30)※夕食は前日20:00までの予約制です。 |
定休日 |
ラ・メール ザ クラシック/無休 鉄板焼レストラン「山吹」/水曜定休 |
その他・備考 |
ザ クラシック、ザベイスイートどちらに宿泊しても、すべてのレストランが利用可能(ザ ベイスイート内レストランは |
レストラン「ラ・メール ザ クラシック」
ホテルの代名詞ともいえる「海の幸フランス料理」は、これまで三重で獲れてきた高級食材を贅沢に使う点が特徴。なかでも新鮮な伊勢海老をまるごと使った「伊勢海老アメリカンソース」は、根強い人気を誇る一品です。伊勢海老はオーダーを受け活きから調理されるため、まさに新鮮そのもの。アメリカンソースは香味野菜や小エビ、ブランデー、白ワインやトマトなど10種類以上の食材を使ったソースに、オランデーズソースを加えています。海老の身の食感とうま味が凝縮したソースとのバランスが魅力的な味わい。何十年にもわたり変わらぬ味を守り続ける、料理人たちの情熱を感じる一品です。
鉄板焼レストラン「山吹」
三重を代表する松阪牛。フィレは鉄板焼きでシンプルに、サーロインは伊勢志摩備長炭による炭焼きで薫香をまとわせます。どの年代の方にも召し上がっていただけるよう脂のバランスこだわり、松阪牛をチョイスしているそう。熊野市で育つ柑橘「新姫」の果汁を使ったポン酢やワサビなど肉の旨味を引き立てる薬味を取り揃え、なかでもワサビはゲストの目の前で擦りおろすため、クリーミーな味わいと香りを楽しめます。調理風景を目の前で見られるのは、鉄板焼きならではの醍醐味。調理人の技、食材を焼き上げる音、香ばしい香りと、五感で楽しめます。
【電車でお越しの場合】 近鉄「賢島駅」送迎車約3分(要予約)
【東京方面から】 伊勢西IC -伊勢二見鳥羽ライン〜第二伊勢道路〜鳥羽南・白木IC〜国道167号(賢島方面)