うなぎの千代幸

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宮川の伏流水で休ませ、最良の状態になった鰻を紀州備長炭でじっくり地焼きする

大阪の吉兆に勤務していた20代半ばのときに、大阪場所に訪れている元千代の富士親方に「僕のすっぽん料理を食べてください」と振る舞ってからのご縁だったという元千代の富士親方考案による屋号を店名に冠した「うなぎの千代幸」。店主の泉幸一朗さんは、ロゴマークにある星と月に、「生態やルーツがあまり分かっていない神秘的な生き物である鰻」への尊敬を込めているそうです。

泉さん自身、幼い頃から大好きだったという鰻をうな重、ひつまぶし、白焼などで提供。鰻は100%国内産。九州の養鰻場から届くと、すぐに地下30メートルからくみ上げた宮川の伏流水で休ませます。「鰻はストレスに弱い生き物で、いかにストレスをかけることなく開き、串打ちして焼くかが最大のうまみにつながります。酸素の少ない中で運ばれてくると鰻も旅疲れしていると思うんですよね。だから、敷地内に掘った井戸からくみ上げた宮川の清らかな伏流水を流しっぱなしにして、いわば源泉掛け流しに当てて休ませる。すると身がぐんぐん良くなって、最良の状態になるんです」。

鰻料理は「鰻、米、たれ」が三本柱。米は、地元明和町、下御糸産のコシヒカリ厳選米を自家精米し炊き上げます。たれは超特選濃口しょう油と味醂をベースに仕込んでいます。鰻にたれを付けて紀州備長炭で焼くと、燻煙効果による芳醇な炭の香りをまとい、極上の焼き加減に。「炭火で焼くことによって、オーケストラのシンバルのように、美味しさに華やぎが生まれます」。
 毎朝、鰻を捌くたびに「殺生をさせてもらっている」ことを思い、頭、身、骨、肝全てを無駄なく食していただけるよう調理することで鰻を供養している、と穏やかに話す泉さん。「お客さんに育てていただいた」というお店は地元でも愛されています。

基本情報

施設名

うなぎの千代幸

住所

三重県伊勢市小俣町本町926 map 地図をみる

電話番号

0596-26-3181

営業時間

11:00 ~ 14:30(L.O.14:00)、16:30 ~ 20:30(L.O.20:00)

定休日

月曜日 ※祝祭日の場合は営業、翌日の火曜日

アクセス

車でお越しの方

当店は、伊勢神宮の外宮さんからは御車で約15分、内宮さんからは約30分程に位置しております。 また、伊勢自動車道(高速)の玉城I.C.からは約15分です。 県道37号(旧国道)より一筋入った場所(民家)に位置。 店舗所在地:〒519-0505 三重県伊勢市小俣町本町926