料理長 加藤 立美
その日の食材に感謝し、旬を重んじる
時給自足・手作りを実践する料理人
伊勢志摩地域
三重を代表するパワースポットのひとつ・神明神社「石神さん」の敷地に隣接してあるのが「花の小宿 重兵衛」です。「創業当時の民宿の良さを残しつつ、時代のニーズに合わせた宿づくりをしています。アットホームな宿なので、田舎に帰ってきたような気分でお越しいただければ」と女将の世古由美子さんは話します。こだわりの食事は「安心して召し上がっていただきたい」と、野菜や米は自家栽培のもの、海女でもある若女将が獲った海産物など自給自足に近いスタイルを貫いています。
落ち着いた和モダンな雰囲気の客室はそれぞれに異なるデザインと設え。バリアフリーの客室もあり、誰もが快適に滞在することができます。そこに、漁師が浮きとして使うビン玉を照明にしたり、伊勢型紙を使った行燈を置いたり、海女着のかすりで玄関サインを作るなど、至るところで三重らしさや海女と漁師の町である相差らしさを演出。また、新設された屋上の「星降るTerrace-ツキミソウ-」からは太平洋を一望でき、海の町ならではの開放感を味わうことができます。宿自慢の温泉・社宮司温泉は無色透明でとろりと滑らかな泉質。日帰り入浴(8:00〜20:00、1人1,200円)もできるので、石神さんを参拝した後に立ち寄るのもおすすめです。
料理は素材を大切にするのが「重兵衛」流のもてなし。自家栽培の米はコシヒカリ、野菜は減農薬の路地もので野菜の生命力を感じるような新鮮なものばかり。「若女将をはじめ漁師さんから分けていただいたり、地元でご縁のある方から直接仕入れた魚介類をご用意したいと思いっています」と世古さん。そこに、熟練の料理長の技と経験が加わり、印象深い料理が提供されています。
施設名 |
花の小宿 重兵衛 |
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住所 |
三重県鳥羽市相差町1395 map 地図をみる |
電話番号 |
0599-33-6220 |
営業時間 |
※レストランのご利用は宿泊者様のみのため施設までお問い合わせください |
定休日 |
火曜日 |
毎年秋から春に旬を迎え、漁が解禁される三重県の伊勢えび。伊勢志摩周辺の海は伊勢えびのエサが豊かなためか、「殻の硬さから違います」と加藤さん。伊勢えび本来の甘みや食感を存分に味わえるように大ぶりなものを厳選し、その旨みを逃さないように包丁を入れることなく焼台へ。「かぶりついて召し上がっていただくのが産地ならではの醍醐味だと思い、細かく切り分けることなく提供しています」。伊勢えびの身をミソと一緒に食べるも良し、ミソをアテに酒を嗜むのも乙なもの。 鮑やサザエ、ナマコ、ワカメなど海女でもある若女将が獲った海産物をいただけるのも同宿の特徴。海女という仕事に思いを馳せつつ、海の恵みをありがたく味わいたいところです。
【電車でお越しの場合】 近鉄「鳥羽駅」より徒歩約4分、「鳥羽バスセンター」 かもめバス5鳥羽〜国崎線で約40分、相差バス停(石神さん前) 下車、徒歩約5分
第二伊勢道路「鳥羽南・白木IC」より約20分