中島 誠一 / 山のダイニング 滝のべ / 滝のダイニング ごえもん亭

伊賀のかくれ宿 赤目温泉隠れの湯 対泉閣

公式サイトへ
朝食では現代風に復活させた「山のダイニング 滝のべ」のかまどで炊いた伊賀米コシヒカリがお代わり自由

伊賀ならではの食の恵みを生かす手法
「足す」「引く」のさじ加減が秀逸

中島さんはゲストが楽しみにする「食」を司る料理長。レストラン「山のダイニング 滝のべ」と「滝のダイニング ごえもん亭」双方の月替わりメニューをすべて考案しています。
どちらの料理、どのコースにも共通しているのは、「対泉閣」の名物である「伊賀牛」「伊賀米」「伊賀のお酒」をあますところなく賞味できること。

地元酒蔵が丹精込めて作った日本酒も各種揃う。伊勢 志摩サミットでも提供された極上の味に酔いしれたい

上質な素材の持ち味を最大限に引き出すため、調理法や味付けに何手間もかけることはあれど、余計なことは一切しないのが伊賀牛を知り尽くした中島さんならではの手腕です。低温調理に関しては甘みを出すのに最適な60度で加熱、伊賀牛自体も2週間ほど熟成したものを仕入れるといったこだわりには、中島さんの経験値が生かされています。
「伊賀牛の最大の特徴は、美しくほどよいサシにあります。火を通すとほどよい脂身が口の中で溶け、赤身の旨味と融合して極上の味わいになるのです」と、中島さん。「驚くほど柔らかい食感は伊賀牛ならでは」だとも感じており、多彩な調理法の探究にも余念がありません。

また、伊賀米コシヒカリは水分を多く貯めているお米のため、ほかの品種に比べるとやや少なめの水分量にするのがふっくらおいしく炊くコツだそう。さらには季節やその日の天候によっても微調整することで、1年を通して味・香・粘りの三拍子が揃った安定の味を実現しているのです。とりわけ「伊賀のおいしい朝ごはん」と銘打ってお米を主役としている朝食では、「お米とお味噌汁がおいしいと朝から元気が出るものです」。伊勢志摩産のあおさのお味噌汁を筆頭に、「おかずの小箱」と題した器の中に伊賀米コシヒカリを引き立てる四季折々のおかずが並ぶさまは、味覚だけでなく視覚も喜ぶ、まさに和食の神髄。そのほかの食材も旬のものを「この宿でしか体験できない」形で提供したいと毎月のメニューを考える中島さんの真摯な姿勢が、いつ何度訪れても、訪れた人に新鮮な驚きと感動を与えてくれるのです。

【PROFILE】83年北九州市生まれ。和食料理をメインとして洋食や中華などの要素を取り入れたコース料理を考案。伊賀牛•伊賀米コシヒカリ•伊賀の地酒を中心に、伊賀•名張だけにこだわらず三重県産の魚や近隣の野菜も活用、野菜ソムリエの資格も有す。2020年より現職。

基本情報

施設名

伊賀のかくれ宿 赤目温泉隠れの湯 対泉閣

住所

三重県名張市赤目町長坂682 map 地図をみる

電話番号

0595-63-3355(代)(受付時間 9:00~18:00)

営業時間

【山のダイニング 滝のべ】
朝食 7:30-9:00
ランチ 12:00-14:30
ディナー 17:30-21:00

【滝のダイニング ごえもん亭】
ランチ 12:00-14:30
ディナー 17:30-21:00

※宿泊客以外のレストラン利用は要予約

おすすめの料理

三重ブランドの伊賀牛は、野菜ソムリエの資格も持つ中島料理長厳選の
季節の野菜との相性も抜群

伊賀の水が育む三重ブランド伊賀牛と伊賀米コシヒカリ料理を華やかに盛り立てる伊賀の地酒

山のダイニング 滝のべ / 滝のダイニング ごえもん亭

三重県2大ブランド牛の伊賀牛。伊賀市が名張市で育てられ出荷された牛しか伊賀牛と名乗れないため、「幻の牛」と言われます。柔らかな肉質ととろけるような旨味は抜きんでており、「肉の横綱」の呼び名がその味を物語っています。日本穀物検定協会が毎年審査する「食味ランキング」で2年連続特Aを受賞している伊賀米コシヒカリは、三重県唯一のブランド米。しかも「対泉閣」で提供しているのは、環境省選定の「平成の名水百選」にも選ばれた赤目四十八滝の渓流水で育てられた赤目地区限定特別栽培米というレア中のレア米ですから、食べる前から気持ちも盛り上がります。そして水がいい土地には銘酒ができるのもまた必然。伊賀の美味をすべて一度に味わう、そんなわがままが「対泉閣」では叶います。

アクセス

公共交通機関

【電車でお越しの場合】 近鉄「赤目口駅」送迎バス10分

車でお越しの方

【名古屋方面から】名阪国道「上野IC」より約40分
【大阪方面から】「針IC」より約30分