
志摩観光ホテル ザ クラシック
重厚な佇まいが語る70年余の歴史
三重の食と芸術を満喫できる老舗ホテル
伊勢志摩地域
料理人としてさまざまなジャンルを経験した後、2020年から「志摩観光ホテル 」の鉄板焼レストラン「山吹」料理長に就任した栗野さん。ホテルを訪れるゲストの料理への期待の高さ、扱う食材の質の高さに感動したのだとか。「松阪牛、伊勢海老、鮑といったメインとなる食材はもちろん、長い海岸線による豊かな漁場の三重県は海が肥えて魚も貝も美味しいですね。釣りが趣味で和歌山方面や日本海側にも行きますが、寿司屋に行くと地元の板前さんから『三重県の海の幸は質が良い』と言われ嬉しくなります」
栗野さんが大切にしているのは「ストーリーと遊び心」。三重に来たからには地元ならではの美味しさを知ってほしいと、食材だけでなく味付けも志摩ならではの文化にこだわっています。また料理を添える器も三重にゆかりのあるものをチョイスし、日本を代表する三重の陶芸家・川喜田半泥子が開窯した仙鶴窯などの陶器が使われています。栗野さんが自らギャラリーに出向き、器を選ぶこともあるそう。「三重の食材と三重と縁のある器の組み合わせによって、料理が三重のすばらしさを語るストーリーテラーとなってくれるのです」。
そして遊び心の加わった独創的なメニューも、鉄板焼レストラン「山吹」ならではの魅力。肉の希少部位「イチボ」をパンで巻く、焼板と炭火の食べ比べなどユニークなメニューも提供しています。「鉄板焼ならではの調理過程が目の前で見られる臨場感を楽しみに来てくださる方も多いですね」。驚きと発見に満ちた、食のエンターテイメント空間と言えるでしょう。
【PROFILE】奈良県出身。1993年「京都調理師専門学校」卒業後、京都、奈良、滋賀のホテルにてフレンチや婚礼料理、鉄板焼きなどの研鑽を積み、2020年に鉄板焼「山吹」の料理長に就任。多くの現場経験を活かし、カウンターでのゲストとの会話と臨場感を愉しめる鉄板焼きを提供。素材の良さを存分に活かす王道の技法を守りつつ、驚きと新しい魅力を提供している。
施設名 |
志摩観光ホテル ザ クラシック |
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住所 |
三重県志摩市阿児町神明731 map 地図をみる |
電話番号 |
0599-43-1211 |
営業時間 |
【レストラン「ラ・メール ザ クラシック」】 朝食 07:00~10:00(L.O.09:30) ランチ 11:30~14:30(14:00までのご入店) ディナー 17:30~21:00(L.O.19:30) ※15名様より貸切でランチのご予約を承ります。 【鉄板焼レストラン「山吹」】 ランチ 11:30~14:30(L.O.14:00)※土日限定 2日前20:00までの完全予約制(4名様より)です。 ディナー 17:30~21:00(L.O.19:30)※夕食は前日20:00までの予約制です。 |
定休日 |
ラ・メール ザ クラシック/無休 鉄板焼レストラン「山吹」/水曜定休 |
その他・備考 |
ザ クラシック、ザベイスイートどちらに宿泊しても、すべてのレストランが利用可能(ザ ベイスイート内レストランは |
レストラン「ラ・メール ザ クラシック」
ホテルの代名詞ともいえる「海の幸フランス料理」は、これまで三重で獲れてきた高級食材を贅沢に使う点が特徴。なかでも新鮮な伊勢海老をまるごと使った「伊勢海老アメリカンソース」は、根強い人気を誇る一品です。伊勢海老はオーダーを受け活きから調理されるため、まさに新鮮そのもの。アメリカンソースは香味野菜や小エビ、ブランデー、白ワインやトマトなど10種類以上の食材を使ったソースに、オランデーズソースを加えています。海老の身の食感とうま味が凝縮したソースとのバランスが魅力的な味わい。何十年にもわたり変わらぬ味を守り続ける、料理人たちの情熱を感じる一品です。
鉄板焼レストラン「山吹」
三重を代表する松阪牛。フィレは鉄板焼きでシンプルに、サーロインは伊勢志摩備長炭による炭焼きで薫香をまとわせます。どの年代の方にも召し上がっていただけるよう脂のバランスこだわり、松阪牛をチョイスしているそう。熊野市で育つ柑橘「新姫」の果汁を使ったポン酢やワサビなど肉の旨味を引き立てる薬味を取り揃え、なかでもワサビはゲストの目の前で擦りおろすため、クリーミーな味わいと香りを楽しめます。調理風景を目の前で見られるのは、鉄板焼きならではの醍醐味。調理人の技、食材を焼き上げる音、香ばしい香りと、五感で楽しめます。
【電車でお越しの場合】 近鉄「賢島駅」送迎車約3分(要予約)
【東京方面から】 伊勢西IC -伊勢二見鳥羽ライン〜第二伊勢道路〜鳥羽南・白木IC〜国道167号(賢島方面)