伊勢のソウルフードでも一番!
伊勢のソウルフードといえば、モリスパ、ドライカツ、美鈴のぎょうざ、からあげ丼だそうだが、そのなかでも「一番忘れられない味はなに?」と聞いたら、ほとんどの伊勢出身者がここの店を答えるだろうといわれる。それくらい伊勢に溶け込んでいる店だ。1963年の創業時から変わらないメニューは6種類。焼ぎょうざ、水ぎょうざ、三重県産地鶏の骨付き肉の唐揚げ、カニクリームコロッケ、おにぎり、おでんである。
カウンター前のおでんも人気
もちろんメインはぎょうざで、しかも焼き。注文を受けてから、皮をのばし、餡を包み、焼きあげる工程は創業以来変わらないとか。最近は冷凍技術の進歩で冷凍ぎょうざも美味しくなっているが、目の前で皮から作る工程を見てしまうと、数倍美味しく感じてしまう。皮が薄くてもモチモチ感を感じ、焼き面がカリッとしているのは、やはり生だからだろう。
カウンター前のおでんも人気
本店のカウンター内で割烹着で接客するのが女将の奥村美佐さん。もともと彼女のお祖母さんが、満州帰りの知人からレシピを聞いて改良したのだとか。ぎょうざだけでなく、カウンターの前に鎮座するおでんは一年中あって、ぎょうざ同様大人気。ここに座るとビールが数本は軽く空くね。