四日市は「キンミヤの聖地」
四日市には酒蔵が6つあり、県内で一番多いと聞く。だが、私からすれば四日市は「キンミヤの聖地」だ。なにせ、東京B級グルメファンが心から愛する焼酎であるキンミヤは四日市でつくられているからだ。そこで、この街を代表する「大衆酒場 ゑびす」に行ってみた。
四日市は東海道五十三次の43番目の宿場町。三重県内で一繁華街の規模が大きく、商店街や歓楽街が広がっている。そんな中でこの店は2012年開店と歴史は浅いほうだが、いまや四日市を代表する大衆酒場のひとつになっている。
繁華街の充実ぶりは半端ない
実は本店は昨年閉店し、2号店のこちらが実質的に本店になっているらしい。オーナーは関西で修業し、四日市でサラリーマンをしたあと独立したという。カウンター席は明るい雰囲気で、昼から営業しているからか、ひとり飲みも多い。酒の主流は三重の日本酒だが、キンミヤもきちんとラインアップされている。
刺身など海鮮類がお得意のようで種類も多いのだが、この日は揚げ物日和だったのでコロッケ、チーズフライを注文。もちろんカリッとしてして旨い。さすが宿場町から発展した工業都市だけに繁華街の充実ぶりは半端なく、大衆酒場も安くてうまくて大満足。たしかに「キンミヤの聖地」だった。