っっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっd 肉焼バル「バンビ」 | 三重を味わう、至福の旅へ。|みえガストロノミーツーリズム

肉焼バル「バンビ」

焼肉バル バンビ

本格的ビストロ料理が楽しめるバル

Facebookで10年来の友人の小森明さんが津市大門町で店を出した。
はじめて彼の料理を食べたのは10年前、北新地でブルゴーニュワイン専門「小料理こもり」を経営されていた時だった。独立されたのは2011年3月、奇しくも311のあったときだった。そのころ私は、東京では震災後の自粛モードがひどく、飲食店はキャンセルの嵐で大変だったため、飲食店で食べて飲んで応援しようと「外食産業を勝手に救済しよう」というFacebookページを作ったのだが、そこで彼と知り合ったのだと思う。
そして大阪に出かけた時に彼の店に寄ったのだが、ブルゴーニュワインがリーズナブルに呑めて、料理は本格的なビストロ料理に、小森さんのしゃれたセンスの光る創作料理が混ざり、とても楽しめたことを覚えている。だがその後、店は2016年に閉店。小森さんの近況はFacebookで辿ってはいたが、飲食とは違う道に長くいらした。その小森さんが2023年10月、ようやく津市でカムバックしたのである。

かつて「ビストロバンビーノワイン」を津市内で開店

なんで津なのかはわからなかったが、実は大阪に行く前に小森さんは1997年、32歳の時に津市で「ビストロバンビーノワイン」という店を開いていたのだった。ワインリストが素晴らしく、一部のファンには熱狂的に支持された店で、今回の凱旋でかつての常連も戻ってきたという。今度の店は以前、アパレルショップだったという。実は今年の4月以降に近所で本格的に開店するための試運転の店ということで、キッチンも狭いのだが、メニューはすでに本格的。大阪時代のビストロ料理と独創的な中華を組み合わせたメニューがそのままで、どれも食べたくなってしまう。

グラスワインはなんと500円!

まずは一杯のコンソメスープが出されたが、これが小森流なのだろう。コンソメは時間がかかるのに、お金が取れないので誰もが敬遠するメニューだが、それをきちんと作っているところが、小森さんの律儀なところ。その後、シャリキュトリ盛り合わせを食べながら、小森さんと相談して料理を組み立てる。せっかく三重に来たのだから「松阪牛のスジ煮込み」をまず頼み、メインにはパールポークの肩ロースを小森さんのアレンジで。ワインはもちろんおまかせでお願いしたのだが、なんとグラスワインは一杯500円! あとで調べたら1997年の「ビストロバンビーノワイン」時代と同じ値付けなのだ。それって25年以上も前だよ。大丈夫か、小森さん!

丁寧に作られたソースがなんといっても旨い!

どの料理も丁寧に作られたソースが旨い。流行りの軽いフレンチもいいけれど、たまには昭和の匂いのするしっかりしたビストロ料理を食べたいときには、絶対のおすすめ。最後はいま、小森さんが凝っているというカレーを選んだ。本日は海鮮カレーで、スパイスのバランスの妙味を味わった。
ランチは毎日、売り切れじまいと聞いたが、ここの真骨頂は夜にある。行ってみたらだれでも「ワインと料理がこんなに素晴らしいビストロが津市にあるなんて」と思うはずだ。

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基本情報

施設名

焼肉バル バンビ

住所

三重県津市大門6-3 map 地図をみる

電話番号

090-3424-2931

営業時間

■ 営業時間
[月]
ディナー
17:00~22:00
[火~土]
ランチ
11:00~(売切れ次第終了)
ディナー
17:00~22:00