
樋口 宏江
フレンチレストラン「ラ・メール」
地元食材の探求と生産者への敬意から生まれる、新しいフランス料理の形
伊勢志摩地域
「志摩観光ホテル」の敷地内に、2008年にオープンした「志摩観光ホテル ザ ベイスイート」。伝統的な建築を残し、重厚感のある佇まいが印象的な「志摩観光ホテル ザ クラシック」とは対照的に、「志摩観光ホテル ザ ベイスイート」では、モダンなデザインと洗練された料理の数々を体験できます。客室はすべてが100㎡以上のスイートルーム、館内のいたるところに真珠があしらわれ、上品な煌めきに満ちた空間です。
おだやかな英虞湾と伊勢志摩国立公園の豊かな自然を眺めながらゆったりとした滞在を堪能するひとときは、まさに、大人のための休息時間と言えるでしょう。時間とともに移りゆく景色を眺めながら過ごすゲストラウンジやパノラマビューの屋上庭園など心身が開放される心地よさを感じられます。
三重が誇る食材は伊勢海老、鮑、松阪牛といった高級食材に限りません。「県外の方にも三重食材の豊かさと美味しさを知ってほしい」という料理人たちの想いから、各レストランでは地鶏、野菜、果物、貝類など三重県内のさまざまな食材を使用しています。
「ザ ベイスイート」で食事が楽しめるのはフレンチレストラン「ラ・メール」と和食「浜木綿」。
「ラ・メール」では、第7代総料理長、樋口宏江シェフによるフランス料理を提供しています。伝統的なフレンチに樋口流のアレンジを加えたメニューは地元食材と生産者への感謝が表現され新たな食の魅力を届けてくれます。英虞湾の景観が広がるロケーションも食事に彩りを加えます。「浜木綿」は食の街・大阪で修業を積んだ塚原巨司料理長による、三重の食材と職人技術を最大限に生かした和食が堪能できる店。特長は和食の基本となる「出汁」への徹底的なこだわりです。お吸い物を口にした瞬間、驚いた表情を見せるゲストも多いとか。それぞれの料理人が趣向をこらした感動の食体験が楽しめます。
施設名 |
志摩観光ホテル ザ ベイスイート |
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住所 |
三重県志摩市阿児町神明731 map 地図をみる |
電話番号 |
0599-43-2111 |
営業時間 |
【フレンチレストラン「ラ・メール」】 朝食 07:00~10:00(L.O.09:30) ランチ 11:30~14:30(13:00までのご入店)※貸切のみ ディナー 17:30~21:00(L.O.19:30) ※15名様より貸切でランチのご予約を承ります。
【和食「浜木綿」】 朝食 07:00~10:00(L.O.09:30) ランチ 11:30~13:30(L.O.13:00)※2日前20:00までの完全予約制(4名様より)です。 ディナー 17:30~21:00(L.O.19:30) |
定休日 |
無休 |
その他・備考 |
ザ クラシック、ザベイスイートどちらに宿泊しても、すべてのレストランが利用可能(ザ ベイスイート内レストランは |
フレンチレストラン「ラ・メール」
三重県の代表的な食材である鮑。「ラ・メール」ではホテル伝統の調理法に加えて、樋口シェフ考案の独創的なアプローチで鮑の新しい魅力を引き出します。たとえば低温調理は、磯の香りと独特の食感が楽しめる一品。殻付きのまま60℃未満の低温で2時間ほど火を入れた後、肝と殻をはずし、鮑の煮汁と焦しバターを使った軽い仕立てのエスプーマを添えます。ステーキは、長年愛され続けてきた伝統的なスタイルで。大根、塩と一緒に3時間炊いた鮑に小麦粉をつけて焼き上げます(鮑は主に夏のメインメニュー、夏以外の提供も可能)。メニューは2か月ごとに入れ替わり、季節の食材をメインとして提案しています。
和食「浜木綿」
コース料理の序盤に提供される吸物は、塚原和食総料理長のシグネチャーとも言える一品。「良質な食材をどれだけ揃えても、食材に見合う出汁を使わなければ本当の和食の美味しさは生み出せない」と語ります。出汁は食材に合わせて4種類ほどの素材を使い分け、食材は季節に応じて食材を厳選しています。春は伊勢まだいや蛤、夏は鮑や鱧、秋は松茸の土瓶蒸しや松阪で獲れる原木シイタケを使った吸物、冬は鰆や伊勢海老の頭を使うなど、季節の素材の魅力を提供しています。三重の景色などが描かれた美しい漆椀も魅力的です。
【電車でお越しの場合】 近鉄「賢島駅」送迎車約3分(要予約)
【東京方面から】 伊勢西IC -伊勢二見鳥羽ライン〜第二伊勢道路〜鳥羽南・白木IC〜国道167号(賢島方面)